代表者メッセージ

一般的に交通安全教育といえば、危険予測と構えの運転という単純化された言葉のみで言い表されてきています。
運転中は危険を予測し気持ちを構えたり、ブレーキに足を構えたりすることが大切であるということについては、理解している方も多いことでしょう。しかし、それをわかっていてもできないことがあるのではないでしょうか。
中国では急激なモータリゼーションの普及とともに、一時、交通情勢に大きな混乱が生じましたが、それも時間の経過によってだいぶ解消されてきたという話を聞きます。私たちの国においても、過去、交通戦争と呼ばれた時代を経て徐々に沈静化し、また交通安全教育の普及や自動車の安全性能の向上、取締りの強化、道路環境の整備、救命・医療技術の発展などによって、近年の交通事故死者数の急激な減少に至るものであると考えられます。そのようなことから、一時期に比べると交通事故死者数は減り、ここ数年は発生件数も若干減少傾向にありますが、それでも事故発生件数の予想が明確に出せるほど減ってはおらず、まだまだ悲惨な事故は後を絶ちません。これだけ安全のための環境が整ってきても、まだなお相当数の事故が発生しているということは、これまでのように危険予測と構えの運転だけで交通安全教育を行っていては、現状からの脱却はできないと考えています。
そのようなことを考え始めていた頃、九州大学大学院の松永勝也教授の交通事故発生の二要因論に惹かれたのです。そこには「なるほど」と納得ができる論拠があり、交通事故発生の二要因が理解できれば、自らが起こす事故はほぼゼロになるという確信が持てました。
交通事故による悲しみはもちろんのこと、もろもろの損害を考えてみると、本当に事故をゼロにできる教育が重要だと考えています。ここに10年以上の年月を費やした、弊社と松永教授との研究の成果を披露したいと思います。
㈱南福岡自動車学校
代表取締役会長
江上 嘉実






